高校物理の力学の定義・法則などをまとめました。勉強に役立ててもらえれば幸いです。
力
力の合成・分解
力の合成・分解
力は複数の力を1つに「合成」して考えることができる。反対に1つの力を複数の力に「分解」して考えることができる。
力のつり合い
力のつり合い
物体に働く全ての力が互いに打ち消しあっている状態を力のつり合いという。力がつり合っていると物体は静止し続けるか、等速直線運動を続ける。
作用・反作用の法則
作用・反作用の法則
物体が他の物体に力を加えるとき、同じ大きさで逆方向の力が返ってくる。これを作用・反作用の法則(ニュートンの第三法則)という。
張力
張力
張力は物体を引っ張る力のことで、糸やロープなどが引っ張られているときに発生する。上図のように糸につながったおもりが重力と釣り合っている場合は下記の式が成り立つ。
$$T=mg$$
弾性力・摩擦力
弾性力・フックの法則
弾性力・フックの法則
変形した物体が元の形に戻ろうとする力を「弾性力」という。弾性力は変形の大きさに比例 (フックの法則)して、下記の関係式となる。(Fは弾性力、kはバネ定数、xは変形の大きさ)
$$F=kx$$
摩擦力
摩擦力
物体が接触面を滑るときに生じる抵抗する力を「摩擦力」という。
静止摩擦力・動摩擦力
静止摩擦力・動摩擦力
摩擦力は押す物体が静止している場合 (静止摩擦力)と動いている場合 (動摩擦力)で異なる。
それぞれ物体が面から受ける力 Nに比例する。また、静止摩擦力は押す力に比例して、動摩擦力は押す力によらない。
摩擦角
摩擦角
物体が置かれた斜面の角度を傾けていったときに、物体が滑り始める角度のことを「摩擦角」という。
パスカルの原理・浮力
パスカルの原理
パスカルの原理密閉された液体や気体に加えた圧力は均等に伝わる
水圧
水圧水中で働く圧力のことを「水圧」といい、深さに比例して増加する。
浮力
浮力
水中に存在する物体には下記の大きさの上向きの力である浮力が発生する。
(\(\rho\):液体の密度、V:物体の体積、g:重力加速度)
$$F=\rho V g$$
剛体
剛体
剛体形状や大きさが変わらない理想的な物体のことを剛体という。力が加わっても変形せず、力学の問題をシンプルに考えることができる。
力のモーメント
力のモーメント
力が物体を回転させる効果を表す量のことを力のモーメントという。力のモーメントは、力の大きさと力の作用点から回転中心までの距離の積で求められ、下記の式が成り立つ。
力のモーメント \(M=rF\)
重心
重心
物体の重さの中心を示す点を重心という。
変位・速度・加速度
変位・速度・加速度
変位・速度・加速度「変位」は物体の位置の変化を示す量である。
「速度」は単位時間あたりの変位の変化率を示し、速さ (速度の大きさ)と方向 (ベクトル)を持つ量である。
「加速度」は単位時間あたりの速度の変化率を示し、運動の変化の度合いを表す。
相対速度
相対速度ある物体の速度を他の物体から見た場合の速度のことを相対速度という。
等加速度直線運動
等加速度直線運動
速度が一定の運動を等速直線運動、加速度が一定の運動を等加速度直線運動という。
落体の運動
自由落下運動
自由落下運動
重力のみが働く状況で物体が落下する運動を「自由落下運動」という。
鉛直投射
鉛直投射
物体を鉛直方向に投げ上げる運動のことを「鉛直投射」という。
水平投射
水平投射
物体を水平に投げ出す運動を「水平投射」という。
斜方投射
斜方投射
物体を斜め方向に投げ出す運動を「斜方投射」という。
まとめ
本記事では高校物理の「力学」の定義や法則の①をまとめました。
力学は、物体の動きや力の働きを研究する物理学の分野です。物体の運動やその原因となる力を理解することで、自然界の様々な現象を説明できます。例えば、リンゴが木から落ちる現象や車が走るときの加速など、日常生活で見られる多くの動きは力学で説明できます。ニュートンの運動の法則が力学の基本であり、これにより物体の運動状態がどう変わるかを予測できます。力学は、工学や建築、スポーツなど、多くの分野で応用されており、私たちの生活に密接に関わっています。
本記事で少しでも高校物理の「力学」の学習に役立てていたら幸いです。
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