ダイオードとトランジスタは電子回路に使われる半導体素子で,たくさんの種類があります.本記事ではそれぞれについてと種類を説明します.
ダイオード
ダイオードとは
ダイオードとは一方向のみに電流を流す半導体素子です.一方向のみに電流を流す特性を整流作用といいます.ダイオードは図1のようにアノード (陽極)とカソード (陰極)の二つの端子を持ちます.またダイオードは図のようにアノードからカソードへは電流を流しますが,カソードからアノードへはあまり電流を流しません.
ダイオードは一方向のみに電流を流す,電圧を一定にする,検波などに応用されます.
ダイオードの種類
ダイオードといってもたくさんの種類があります.電子回路の基礎としては知っておく必要はありませんが,参考として以下にダイオードの種類一覧を示します.
ドランジスタ
トランジスタとは
トランジスタは図2のように3端子を持つ半導体素子です.入力した信号を増幅して出力する増幅器として利用できます.また,ある電圧を超えて急激に電流が流れる特性を生かして,ある電圧値以上はオン,以下はオフとして扱うことでスイッチとしても利用されます.このスイッチを組み合わせて,福雑な動作をするデジタル電子回路も作ることができます.
トランジスタが信号を増幅させる原理は,以下でバイポーラトランジスタの動作の説明としてします.
トランジスタの種類
トランジスタも同様にいくつか種類があります.電子回路の基礎としては,最低限BJTとMOSFETは知っておいた方がいいです.参考として以下にトランジスタの種類一覧を示します.
まとめ
- ダイオード:整流作用を持つデバイス
- トランジスタ:スイッチや増幅器として働く3端子を持つ半導体素子